RaspberryPiの初期設定・日本語化・固定IPアドレス設定

続いてラズパイの初期設定および日本語化を行います。やることは、

・RaspberryPiの基本設定
・インターネット接続
・各種ソフトウェア最新化
・日本語フォントのインストール
・ユーザー設定
・固定IPアドレス設定

です。
 

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RaspberryPiの基本設定

基本設定を行うには2通りあり、デスクトップ機能で設定する方法とCLIにて「sudo raspi-config」を実行して設定画面を呼び出す方法があります。設定できる内容は一緒なので、今回はデスクトップ機能で行います。

なおこのデスクトップでの設定方法はデフォルトユーザー「pi」を削除すると使用できなくなりますのでご注意ください。

まずデスクトップ表示後、左上のラズベリーのマークから[Preferences]→[Raspberry Pi Configuration]を選択します。


 

Interfacesのタブで有効にす機能を選択。今回はSSHとVNCを有効にしました。ちなみにVNCはラズパイ3からの機能のようで、RealVNCサーバーが動作しました。


 

LocalisationのタブでLocaleを選択。各種項目を日本語用の設定にしておきます。なお、私のは日本製だからか、初期設定が下の画面のようになっていました。


 

Timezoneを選択して、AreaをJapanに設定。


 

Keyboardを選択して、日本語用のキーボードを選択。こちらもデフォルトは下のようになっていました。


 

Wifi Countryを選択して、JP Japanを設定。


 

このあと再起動を行います。その後起動してくると、日本語表示になっていました。でもまだこのタイミングでは日本語入力はできません。


 

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インターネット接続

次にインターネット接続です。画面右上のbluetoothとスピーカーの間のマークをクリックすると、ネットワーク設定ができます。

デフォルトでWifiがONになっているので、自分のSSIDが表示されていればそちらを選択してキーの入力すれば接続完了です。


 

なお、SSIDが表示されない場合は「Turn Off Wi-Fi」と「Turn On Wi-Fi」でWifiの再起動をしてみてください。以下のようにブラウザでインターネットサイトが表示されれば成功です。


 

各種ソフトウェア最新化・日本語フォントインストール

ここからはターミナルで操作を行います。デスクトップからは左上のターミナルアイコンで起動します。

まずは以下のコマンドで各種ソフトウェアを最新化します。

$ sudo rpi-update
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

 

次に日本語フォントをインストールします。

$ sudo apt-get install fonts-ipaexfont
$ sudo apt-get install uim uim-mozc

 

このあと、以下コマンドで再起動を行います。

$ sudo reboot

 

再起動後、右上にmozcのアイコンが追加され、日本語入力ができるようになります。


 

ユーザー設定

ラズパイではデフォルトでpiというユーザーが準備されていますが、セキュリティ上好ましくないので、新規にユーザーを作成してpiを削除します。

まずrootはデフォルトでパスワード設定がされていませんので、以下コマンドでrootのパスワードを設定します。

$ sudo passwd root

 

次にユーザーを追加し、グループ設定を行います。基本的にpiと同じグループ設定にしたほうがよいので、「groups pi」で事前に確認しておいたほうがいいです。
今回追加するのは「piuser」としています。

$ groups pi
 →所属しているグループを確認
$ sudo adduser piuser
$ sudo usermod -G pi,adm,dialout,cdrom,sudo,audio,video,plugdev,games,users,input,netdev,spi,i2c,gpio piuer

 

上記が完了したら一旦ログアウトしてpiuserでログインし直します。念のため、「groups piuser」でグループを確認してください。

設定が問題なくできていれば、以下コマンドでpiを削除します。

$ sudo userdel -r pi

 

固定IPアドレス設定

最後にリモート接続しやすくするため、固定IPアドレスを設定します。ラズパイでは「dhcpcd.conf」を編集して設定します。

$ su
# vi /etc/dhcpcd.conf

 

◆viでの追記内容例
interface wlan0
static ip_address=192.168.0.100/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1

 

上記が完了したら、rebootコマンドで再起動し、起動後に「ifconfig」で設定が適切に反映されているか確認してください。

以上で基本的な設定は完了です。
 

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RaspberryPiの初期設定・日本語化・固定IPアドレス設定」への2件のフィードバック

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  2. ピンバック: RaspberryPi&Node.jsでLチカしてみる – ネットワークスペシャリストのたまご

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