RaspberryPiのGPIOをコントロールするためには通常ファイル操作が必要になりますが、「wiringPi」というツールを使えば、ファイル操作を意識せず、コマンドでGPIOの操作ができるようになります。また、各種プログラム言語のモジュールも準備されているため、プログラムの中に組み込むことも可能です。
wiringPiのインストール
まずwiringPiインストールの前にソースを取得するためのgitコマンドのインストールを行います。
次にgitコマンドでwiringPiのソースを取得し、最新化します。
$ cd wiringPi
$ git pull origin
ビルド&インストールを行います。
以下コマンドでバージョンと説明が表示されればインストール成功です。
$ gpio readall
wiringPiの使い方
GPIOの操作コマンドです。上が従来のファイル操作の場合、下がwiringPiを使用した場合です。なお、コマンドはGPIO02を使用する場合を想定しています。
1. 使用するGPIOを宣言し、出力に指定
[ファイル操作]
# echo out > /sys/class/gpio/gpio2/direction
[wiringPi]
2. 出力をON(LED点灯)
[ファイル操作]
[wiringPi]
3. 出力をOFF(LED消灯)
[ファイル操作]
[wiringPi]
4. GPIOを開放
[ファイル操作]
[wiringPi]
■参考URL
https://projects.drogon.net/raspberry-pi/wiringpi/download-and-install/
https://projects.drogon.net/raspberry-pi/wiringpi/the-gpio-utility/
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